第28回例会報告
講師は、札幌市総務局情報化推進部IT推進課システム開発担当課長の長沼秀直さん。
地方自治体の仕事の多くを占める住民記録、税務、福祉などの業務を支える基幹系情報システム。札幌市は、「発注者主導」「調達の透明性の確保」「地元IT企業の参入機会拡大」を目的として、産総研包括フレームワークを採用したうえで、基幹系情報システムの全面的な再構築に取り組んでいる最中です。
100億円規模の大事業を決断するにいたった経緯と現状、札幌市の情報システム部門の仕事が大きく変わっていく様子、一過性の取り組みに終わらせないための工夫とその意気込みを「発注者（利用者）」の視点からお話いただきました。
その後、産総研包括フレームワークを提供している産総研の和泉さん、受注者である地元札幌のシステム開発会社の末永さん・松田さんと、長沼さんの４人でのパネルディスカッションが行われました。
- 長沼 秀直 さん（札幌市総務局情報化推進部IT推進課システム開発担当課長）
- 末永 靖博 さん（株式会社 HBA 自治体システム本部 副本部長 ）
- 松田 信介 さん（アートシステム株式会社 代表取締役）
- 和泉 憲明 さん（独立行政法人 産業技術総合研究所 上級主任研究員）
