第31回例会報告
講師は、本田技研工業株式会社 IT本部長代行 参事の有吉和幸さん。
事業への貢献からIT部門のあり方を考え、IT部門の構造改革を進めている。グローバル化や震災の対応等を通じて、経営からIT部門への期待は確実に拡大している。以前は主として現場の効率を上げるためにITは活用されてきた、各地域の事業は現地自立化を目指して来た。日本のITは、各地域を支援する役割だった。グローバル化が進展し事業構造が地域完結型ではなくなり、地域同士の連携が企業競争力の向上のために必要となってきた。ITには地域最適と全体最適の両立させ、情報で地域をつなぐ事を、早く安く安全に行う事が求められている。日本のITの役割も、そのための標準化や統合化を進める役割に変わりつつある。
例会では、グローバル化とIT部門の役割の変遷とベンダーとの関係をご紹介いただいた。