人材育成分科会開催趣旨
「情報システム化」は「電化」と同様に死語になりつつあります。今や情報システムは人間や機械が行っていた経理処理や窓口業務などを情報システムに置き換えるだけのものではありません。21世紀に入り、現代の主要な情報システムは従来業務の効率化の道具ではなく、情報システムでしか実現できない新たな業務の創造に変わってきました。
このさき、情報システムに携わる人材が知っておくべき知識や身につけたいスキルは、IT技術だけでは十分ではありません。日本では従来、「ビジネスはユーザ企業」、「ITはITベンダー」という知識やスキルの分断があり、ビジネスと一体化した情報システムや、その開発、運用プロセスといった各面で国際競争力をそぐ一因にもなってきました。
人材育成分科会では、当協会の名前にもなっているビジネスシステムイニシアティブを取ることができる人材を育成することをテーマとします。ユーザ企業、ITベンダーでは何が現在の人材育成の課題なのか、どのような人材が今後必要なのか、今後のDX時代に向けて何をしなければならないのかを熱く議論し、短期間で提言を出すことを目標とします。
人材育成分科会概要
テーマ | ビジネスシステムイニシアティブを実現する人材(BSI人材)の育成 |
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分科会での議論 | ・現状のユーザ企業、ITベンダーでの教育の実態、問題 ・BSI人材の備えているべきスキルセット ・BSI人材のキャリアパス ・人材育成に関わる各組織の関連。企業内の教育、教育業者、高等教育機関との連携方法等 |
開催期間 | 2020年4月~2021年3月 |
開催日 | 原則毎月第2火曜日 18:30~20:30 |
開催場所 | 青山学院大学青山キャンパス内の会議室/教室。他のメンバー組織が会議室を提供できる場合には他会場で行うこともある |
募集メンバー | ユーザ企業、IT企業、コンサルタント会社、教育機関で本分科会のテーマに関心を持つ方 |
メンバーの役割 | ・参加者は必ず1回以上発言する。 ・事例発表などを担当する際には資料準備 ・例会後、当該テーマについての意見交換・フォロー(SNS) |
成果物 | DX時代に向けたBSI人材の現状の課題と今後の提言をまとめて成果物とする。 |
座長 | 居駒 幹夫(青山学院大学) |
コーディネーター | お申し込みいただいた方の中から募ります |
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