き 議事録
議事録
システム開発の作業の大半は、ステークホルダー間の合意形成であり、それを記録しておき、決定事項、作業責任者(担当者)、合意の経緯などを議事録として記録しておく必要がある。議事録に記述された決定事項は仕様の一部と考えられる。長期にわたって改善を続けてきたようなシステムの場合、この議事録が残っていないことが多く、現行システムがどのように作られているのかはわかっても、なぜそうしたのかが記述されていない場合も多い。議事録作成者は、後々不都合が起こりそうな部分を曖昧にしておくという特権を有するが、承認時にそれを指摘されないようにする高等テクニックを必要とする。